保護猫を迎えるには?
里親として保護猫を迎えるということは、その命に一生責任を持つという覚悟が求められます。
猫の飼育には、食事やトイレ用品、爪とぎなどの日用品に加えて、ワクチン接種や健康診断、去勢・避妊手術といった医療費も必要です。
こうした費用面を理解したうえで、安心して暮らせる環境を整えていきましょう。
保護猫の中には、過去にケガや病気、虐待などの経験から人を怖がったり、心に傷を抱えている子もいます。最初はうまく距離がつかめず、不安になることもあるかもしれません。
そんなときは、無理をせず、少しずつ信頼を積み重ねていくことが大切です。また、ペット保険には獣医師に電話で相談できるサービスもあります。
24時間365日、無料で相談できるものもあり、ちょっとした体調変化から緊急時まで、安心してサポートを受けられます。
猫と過ごす日々は、かけがえのない時間の積み重ねです。
迎え入れる前の準備を整え、迎えた後もたくさん話しかけ、撫でて、少しずつ信頼を育てていくことで、深い絆が生まれます。
その子にとって"もう一度信じていい世界"を一緒に作っていきましょう。

保護猫を迎えるまでの流れ
ハッピーりぼんでは、猫と里親さまの双方にとって幸せな出会いとなるよう、譲渡までにいくつかのステップを設けています。猫を家族として迎えるには時間と手間がかかりますが、その過程が「信頼」と「絆」を育む大切な時間になります。
①譲渡条件を確認し、里親にお申し込みください
まずは、譲渡条件やお約束事項をよくご確認ください。猫の年齢や性格、健康状態などに応じて必要な環境が異なります。条件を満たしている場合は、こちらのお問い合わせフォームよりご連絡ください。
※行政施設(保健所・愛護センター)などでは、譲渡前に講習会を受ける必要がある場合もあります。
②猫との面会
実際に保護猫と面会をしていただきます。抱っこしたり、撫でたりしながら、相性の合う子を探してみましょう。気になる猫がいた場合は、保護主や担当スタッフと面談を行い、ご家庭の環境や生活スタイルについてお話を伺います。気になることがあれば、このタイミングで何でもお尋ねください。
③トライアル飼育(2週間〜1ヶ月)
ご縁を感じた猫がいた場合は、トライアル飼育を行います。ほかの家族や先住猫・犬との相性を確認できる大切な期間です。この間も「家族の一員」として責任を持ってお世話をお願いします。
トライアル開始前には、
●食器やトイレなどの用品準備
●安全な室内環境づくり
●脱走防止対策
をしっかり整えておきましょう。
④引き取り決定
トライアルを終えて「この子を家族に迎えたい」と決められたら、譲渡費をお支払いいただきます。この譲渡費は、保護・医療・ワクチン・フードなどにかかった実費の一部を次の命につなげるためのご協力金です。また、誓約書や譲渡規約など必要書類のご記入をお願いしています。
⑤正式譲渡
お手続きが完了したら、いよいよ新しい家族として正式譲渡です。これからは生涯にわたって、たくさんの愛情を注ぎ、猫との時間を大切に過ごしていきましょう。ワクチン接種や避妊・去勢手術など、必要な医療を受けさせることも飼い主としての大切な責任です。
保護猫との出会いは「始まり」ではなく「継続の約束」。一歩ずつ信頼を重ねていけば、必ず素敵な家族になれます。ハッピーりぼんは、いつでもあなたと猫の幸せを応援しています。
