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私たちは、多頭飼育崩壊や行き場を失った猫を、
一時的な保護で終わらせるのではなく、
譲渡と、その後も命が安定して続いていく状態までを見据えて支える団体です。
猫が新しい家族のもとで安心して暮らせること。
保護する側が、無理や犠牲に依存せず活動を続けられること。
そして、支援が特定の個人に集中せず、
関わる人それぞれが無理のない形で役割を担えること。
私たちはこの3つが成り立つ状態を
**「譲渡と自立」**と定義し、
感情に頼らない仕組みづくりによって、
命を守る活動が継続する土台を整えています。
『譲渡と、その後も命が安定して続いていく状態までを見据えて支える』とは、具体的にどういうことですか?」
譲渡したら終わり、ではなく、
猫と迎える側の生活が安定するところまでを想定して活動しています。
具体的には、次の3点を大切にしています。
• 譲渡前の見極め
猫の性格や健康状態だけでなく、
迎える側の生活環境や無理のない関わり方を確認し、
善意だけに頼った譲渡は行いません。
• 譲渡後に困らない設計
医療や飼育について、
事前に必要な情報や判断材料を整理した上で
譲渡につなげています。
• 戻らないための関係づくり
譲渡後に行き詰まり、
再び行き場を失うことがないよう、
無理のない譲渡条件と関係性を大切にしています。