殺処分ゼロに向けて

殺処分される猫の多くは生まれたての子猫です。生まれたての子猫は、昼夜問わず数時間おきのミルクが必要です。職員さんが世話をすることができません。離乳が住んでいる健康な子猫は、持ち込まれても譲渡先を探してくれます。殺処分を減らすためには生まれてくる子猫を減らすことが重要です。

過酷な環境で生きている猫たちを気の毒に思ってくださっている方は多くいます。しかし、どうしていいかわからない方がほとんどです。

近年、動物愛護のボランティアだけでなく、個人の方が自治体の野良猫不妊化事業の補助金を利用をし、身の回りにいる野良猫を動物病院に連れいて行ってくださる方が増えました。助成金には予算があるため、利用ができなかった方が自費で病院に連れて行ってくださる方もいます。多くの方々の努力で殺処分の数は減っています。

猫たちの事情を知っていただいて、もっと多くの方が家の周りにいる猫だけでも手術に協力していただけたら、野良猫を減らすことができます。

野良猫は安く手術してくれる動物病院があります。保健所では野良猫の不妊手術のために、無料で捕獲機を貸してくれます。

野良猫の寿命は5年程度を言われています。飼い猫が20年近く生きることを考えると、病気が事故等で、外で生きていくのがどれだけ大変か想像がつきます。野良猫の糞にかぼちゃの種がビニールひもが入っていることがあります。生きていくために、食べられそうなものを食べて必死に生きています。

野良猫たちに不妊手術を行い、その猫が一代限りの命として、地域全体で見守ってもらいたいと思っています。

私たちの住む街が、小さな命に優しい街であってほしいと思っています。

私たちは、月一回、シェルターで野良猫の手術を行っています。お気軽にご相談ください。